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カルチャー
2016.3.27
会社員を辞めても選んだ 『STYLE』という道

小さい頃からダンスは私にとって、最も身近にあるものでした。小学1年のとき、2歳年上の姉がダンスを習っていた発表会を見に行きました。これを見たときにやりたいと思ったのが、ダンスを始めたきっかけです。

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そこからは、自宅から20分くらいのところにあるダンススクールに週5〜6会通い、文字通り毎日ダンス漬けの日々を送っていました。ただここのスクールは芸能事務所やっているところだったので、それ以外にも歌や演劇のレッスンもしていたんです。
いつの日か、「ダンスだけをやりたいな〜」と思うようになり、思春期に入り事務所を辞めてしまいました。そこからは部活やサークルなどでダンスを続けていましたが、本格的にスクールに通ってレッスンを受けることはしていませんでした。

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でもやっぱり、幼い頃から慣れ親しんだダンスは、大学在学中に就職活動をしているときにも頭をよぎりました。プロとしてやっていくのか、就職するのか・・・。ただそのときの私が出した答えは、就職。大学を卒業してIT企業に就職し、毎日働いていた中でもやっぱりダンスのことは忘れられなくて、社内のダンス部で踊った映像をFacebookに投稿したりしていたんです。

これが運命を変えてくれました!映像を見た今の事務所の社長が声をかけてくれ、ダンスユニット『STYLE』を結成することが決定。最初は会社員とダンサーという二足の草鞋を履くつもりだったのですが、いろいろと葛藤を繰り返したあと、ダンス一本で歩んでいくことに決めたんです。

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「今からじゃ遅いかな?」「収入も最初はなくなってしまうけど大丈夫かな?」などなど、思うところはたくさんあったのですが、ここは覚悟を決めてやろうと。

ダンスをやっているときは、不思議なアドレナリンが出て、全然普段と違うものが表現できるんです。こんな気持ちになれるのはダンスだけ。
今は毎週のYouTubeアップを行っていますが、近い将来は大きなステージで表現できる日が来るのを目指しています。一番はSTYLEのメンバーで武道館公演。ダンサーという職業がもっともっと子供達から憧れられるようになるためにも、私たちが開拓者になれるように頑張れれば、と思っています!

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上野紗也加(うえの・さやか)
ダンサー
ダンスユニット『STYLE』のメンバー。幼少期から子役タレントとして活動し、一度は活動を休止。大学卒業後就職をしたが、現在はダンサーとして新たな道を歩み始めている。

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