〝香り〟オタクの歴史はさかのぼること9年。当時の私は中学生、おしゃれや美容に興味を持ち始めたころでした。街中ですれ違う「素敵だな」って思う女性からは、いい香りが漂っていることに気づいたんです。これはすぐにでも取り入れなくっちゃと思い、初めて香水を買いました。それが、シャンタル・トーマスのオゼ・モア!。マシュマロみたいなスイートな香りに魅かれました。これを毎日のようにつけていたら、友人に「この甘い香りを嗅ぐと、永棟さんを思い出す」って言ってもらえて。香りで自分を印象づけられたのがすごく嬉しかったんです。
それからは、すっかり香りアイテムの虜に。新宿伊勢丹内にあるブランドアイテムから、スペイン坂途中にあるお手頃価格の香水まで。シーズン毎にチェックしに行くようになりましたね。
今まで試したものの中で一番のお気に入りは、ローラメルシエのホイップトボディクリーム アンバーバニラ。さっぱりとしたバニラの香りのボディクリームで、香水ほど香りが強くなく、ほのかに香らせたいな~ってときにぴったりなんです。他にも、つい先日購入したばかりのDolce & GabbanaのThe Oneや、10本以上はリピートしているJIMMY CHOOのオードトワレも、私好みのフェミニンな香りでお気に入り。
たくさんの香りアイテムが集まってきた最近では、その日の気分やシチュエーションで、まとう香りをチョイスするようになりました。寝るときはフレッシュな柑橘系、疲れているときはさっぱりとしたグリーン系、一人の時間が多い日は大好きなバニラ系の甘い香り…。必ずなにかしらの香りを身につけるようにしています。
香りにまつわる日課がもうひとつ。それは、トイレを出る前に、アトマイザーに詰め替えた香水を、シュッとひと吹きすること。これは、次に入ってきた人が少しでもいい気分になってもらえるようにと思って始めました。
こうやって、自分だけじゃなく、周りのみんなが心地よいと思ってくれるような香りと、これからも出合っていきたいですね。
永棟安美
会社員