母がオードリー・ヘプバーンのファンだったこともあり、幼い頃からなんとなくは知っていた方ですが、才色兼備の完璧な人物で、「天は二物を与えたな~」とずっと羨んでいました。ですが、たまたま手にとった「オードリー・ヘップバーンという生き方」という本を読んでみて、イメージは一転。流産を4回も経験していたり、プレイボーイと結婚・離婚をしていたり、体にコンプレックスを持っていたり、その他にもユニセフなどの親善活動をしていたり…すごく女性として親近感のある人だなと思ったんです。それからは「美しいから憧れ」だったのが、外見だけじゃなく内面まですべてが憧れの対象に。
そんな中、偶然洋書翻訳のお仕事の機会をいただいたのですが、それがなんと彼女の本だったんです。ハマった矢先のこのご縁…嬉しくて、嬉しくて鳥肌が立ち、思わず運命を感じずにはいられませんでした(笑)
そしてその瞬間、彼女のこんな言葉を思い出しました。「チャンスなんてそう度々まわってきません。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることです。」
本を通して彼女の生き様を疑似体験したことで、彼女になったつもりで彼女の言葉一つ一つを誠心誠意込めて訳しました。是非「59のエレガンスルール」(ACクリエイト刊)を読んで、みんなが思っている才色兼備なイメージだけじゃなく、彼女の強い生き様に触れて、心動かされて欲しいなと思います。
東條恭子
29歳
通訳・翻訳(英語)