舞台やファッションショーなどのメイクに興味を持ち始めたのは、高校3年の春。地元の百貨店で見かけた、『shu uemura』の2012S/Sの広告ビジュアルを見たときです。ちょうどメイクの知識を深めたいと思っていた時期でもあったため、このビジュアルを見たときに一眼で心を奪われました。
とっても芸術的だからこそ、普段こんなメイクはできない……と思いながら、ついつい魅入ってしまいました。それ以来、私はメイクに夢中です。
毎シーズン発表されるブランドのメイク製品には、それぞれテーマごとに見合ったネーミングが付けられていることが多くあります。私はそのネーミングと世界観を見合わせるのが、とっても好きなんです。その名前にあったビジュアルの世界観が作られていて、見ているだけでワクワクしてきちゃいます。
そんな風に自分が受けた感動を形にしたくて、ショーメイクを始めようと思いました。私自身が感じるショーメイクの魅力は、デイリーメイクに比べて振り幅が大きいので「メイクしているときは自由だ〜!」と感じられること。じこ表現をするのが楽しく思えて、どんどん好きになっていくんです。
最近はファッションサークルのメイクを担当しています。また友人が行っている演劇のメイクにもチャレンジ中です。
まだまだ勉強中だからこそ、ファッションだけでなく舞台メイクなども学んでいきたいと思っています。また自分にはないメイクテクニックを持っているヘアメイクさんも研究中です。
もっともっとたくさん経験を積み重ねて、スキルを高められたらと思います!
中里仁美(なかざと・ひとみ)
明治大学1年生
東京ボーイズコレクション シンデレラオーディション準グランプリ