モデルや雑誌ELLEgirlのキュレーターとして、ファッションのカテゴリーだけでなく、キックボクシングやフルマラソン、トライアスロンなどでも活躍している持永真実さん。最近ではモデルとしてだけでなく、スポーツに関連するお仕事が増えてきたんだそう。“好き”を仕事にしていくパワーを持つ彼女に、憧れている女の子も多いのでは? そんな彼女も、実は将来に悩んでいた過去が…。パワフルなアクティブガール、持永真実さんに“好き”を仕事にする方法を伺いました。
昔からモデルに憧れをもっていたこともあり、働きながら芸能の道を目指すことになるだろうと考え、高校は資格の取れる情報処理科に入学しました。高校2年生のときにサロンモデルのお仕事を始めました。
卒業後はその資格をいかしてWEB制作のお仕事をしていました。それ以外にも、アパレルのプレスアシスタントを務めていたことも。アルバイトが激務になればなるほど、あれ?わたしの本業ってなんだっけ?と悩み、立ち止まることもたくさんありました。でも、生きるためにはお金が必要。やりたいことを実現させるためにも、しっかりしないとと踏ん張る毎日でした。
人生を変えたスポーツ
昔から運動は好きで、足も速い方。部活は喘息を治すため、肺活量を鍛えられる吹奏楽部に所属していました。運動は体を動かしたくてヨガとピラティスを開始。当時ブームだったことも手伝って、モデルといえばヨガ、というイメージがありました。
でも、みんなと同じってどうなんだろう?と疑問に思い、何か違うスポーツはないかなと探していたところ、見つけたのがキックボクシング。消費カロリーも高いし、なんとなく楽しそう♪と軽い気持ちで始めたのですが、すっかりハマってしまったんです!
遠回りでも“自分だけ”を見つける
痩せたい、という気持ちから始めたキックボクシングですが、どんどん上手くなりたい!強くなりたい!という想いに変わりました。始めて2年ですが、この間初めて試合にも出場しました! スポーツのことをSNSで発信していくと同時に、モデルとしてのお仕事も増えていきました。実は、アルバイトを辞められたのも最近なんです。
モデルを目指して、みんなと同じようなことだけを続けていたら、きっといまの自分はなかったと思います。可愛い子も、スタイルが良い子もたくさんいる。回り道をしてでも、特技や好きなことを極めることで、自分にしか発信できないことが出来て、自信もついてきました。そして、新たな夢も出来たんです。
いつか、スポーツを教える側になりたいんです! スポーツって楽しいんだよって、たくさんのひとに伝えたいんです。“好き”と“楽しい”を追求すれば、強みになる。自分だけの個性を伸ばすことで、可能性ってどんどん広がっていくんだなって思っています。いつか、スポーツといえば真実ちゃん、と思われる存在になれるよう、これからも楽しみながら発信していきたいです!
その他すべて私物
STAFF
Photos:shingo nozaki
Hair&Make-up:ken nagasaka(caelum)
Text:lisa hijikata(caelum)